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Oct 9, 2026
東京都「スタートアップによる未利用熱活用促進事業」に採択 データセンターの排熱を活用した陸上養殖システムの実証を開始
IMTエンジニアリング株式会社(以下 IMTE)、NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)、NTTグリーン&フード株式会社(以下 NTTG&F)、日比谷総合設備株式会社(以下 日比谷総合設備)が取り組む協業プロジェクト「排熱活用型陸上養殖システムの構築」が、東京都が実施する「スタートアップによる未利用熱活用促進事業」に採択されました。本プロジェクトでは、NTTドコモビジネスのデータセンターにおいて、排熱を陸上養殖の加温熱源として活用する実証を2026年10月より開始します。
1. 背景
データセンターの設置が拡大する中、稼働に伴って発生する排熱の有効活用が課題となっています。データセンターの排熱は温度が低く、そのまま利用できる用途が限られることから、多くは大気中に放出されています。
一方、陸上養殖では、飼育する魚介類に適した水温を通年で維持するための加温コストの低減が課題となっており、この水温は飼育する魚介類によって異なるものの、データセンターの排熱をそのまま熱源として利用できる可能性があります。
本プロジェクトは、両者を接続することで、排熱の新たな活用先を創出するとともに、陸上養殖の運用コストの低減をめざすものです。
2. 実証の概要
本実証では、データセンターの排熱を回収し、その熱を養殖設備へ供給して飼育水の加温に利用します。排熱の回収から養殖設備への熱供給までを一体の仕組みとして構築し、実際にバナメイエビを飼育することで、以下の検証を実施します。
・排熱から回収できる熱量と、養殖設備に到達するまでの温度の変化
・排熱量が変動する条件下における、飼育水温の維持性能
・加温に要するエネルギーコストの削減効果
・排熱を熱源とした環境下での飼育の成立性
※採択現時点における予定であるため、変更の可能性があります。
排熱の発生量は、季節やデータセンターの稼働状況により変動します。こうした条件下での運転を通じてデータを取得し、排熱の温度および熱量から、成立する養殖施設の規模を導くための指標として整理します。整理した指標は、冷却・運用方式の異なる他のデータセンターにも適用できる形をめざします。

【実施期間】 協定締結日から2028年3月31日まで
【今後のスケジュール】 2026年10月 協業プロジェクト開始
2027年3月下旬 成果中間報告
2028年3月下旬 成果最終報告
3. 実証における各社の役割
IMTE(スタートアップ)
養殖システムの設計、必要熱量算出、飼育実証、飼育試験運用
NTTドコモビジネス(データセンター事業者)
データセンター事業における実証フィールドの提供
NTTG&F(構成企業)
センシングによるデータ取得、事業性の検討
日比谷総合設備(構成企業)
排熱回収および熱供給設備の設計施工、データセンターとの接続
4. 今後の展開
本実証で得られた成果をもとに、データセンターごとに異なる排熱方式や排熱量に応じた陸上養殖設備の最適化手法の確立をめざします。また、養殖環境・生育状況・エネルギー利用等のデータを蓄積・分析し、未利用熱を活用した陸上養殖の事業性向上と、他のデータセンターや地域への展開可能性を検証していきます。
関連リンク
東京都 報道発表 「データセンター排熱の新たな活用に取り組む3つの協業プロジェクトを採択」 https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/10/2026100610
東京都「スタートアップによる未利用熱活用促進事業」 https://dc-heat-reuse.tokyo/
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